【留学×鬱】に向き合う
留学×鬱。日本にいるときは考えもしませんでした。
今週のお題「自己紹介」の記事は、このテーマに沿って書いていきます。
このブログではドイツ留学生活の日々で感じたこと、また自分を変えたいと思う人のための記事をシェアしています。
私がブログを書こうと思ったことも、私自身、うつになったことが原因でした。しかしその経験があったからこそ、自分の短所にはじめて真摯に向き合いました。
それでは、具体的にどんなことが起きたのか書いていきます。↓
ドイツで、英語の大切さに気づく
EUの人々は、みんな英語を話せます。多少それぞれに訛りはあるものの、それを引け目に感じず、自信を持って積極的に英語で発言してます。
ドイツ人にいたっては全く訛りがありません。本当に驚きました。留学生同士の親睦を深めるパーティーが頻繁に開催されるのですが、そこでは世界中の国から学生が来るので、話す言語は英語になります。
私も日本で、他の大学生よりは留学生と関わっていたし、英語にも触れていたので、すんなり会話できるだろうと思っていました。
この考え方が甘かったです。
毎日英語に接するというのが、どれほど大変な事だったのかこのとき気づきました。日本にいたころは、おそらく周りに英語できる人があまり居ないから、それ(話せること自体)で自尊心が満たされていたのかも知れません。
こちらに来ると、当たり前ですがみんなが英語をしゃべります。それもかなり流暢に。自信満々に。
会話がすんなり行かないんですよね。How are you? ときかれても、Good 一択でしか答えられないレベルでした。
それからは、ドイツ語だけでなく、英語も勉強しようという思いに至りました。
ドイツに来てから半年がたった(1月)
節目の時期ってなにかと過去を振り返りますよね。さてこの半年間、自分はなにか得られたかな。「あと半年間しかないんだよ!焦るよね~」などなど。そんな会話が他に来ていた日本人の間で頻繁に語られるようになりました。
私も振り返ります。
おれ、6ヶ月ここにいて、まだなにも成し遂げてないじゃん。
気づいたら、英語とドイツ語の勉強が、両方とも中途半端に終わっていました。6ヶ月も費やしているのにです。言いたいことは別の言語で出てこないし、相手の言ってることも聞き取れない。もう6ヶ月もここに居るのに、、、
相当焦りました。日本にいたとき、6ヶ月も外国にいれば、マスターできるだろう、と考えていました。この認識はかすかに間違っていました、「外国」が自然と教えてくれるんじゃなくて、自分が行動するしかないのです。
そして、ついにドイツ語をいったんやめて、英語に完全にシフトする決断をしました。費用対効果的にも、将来使う可能性でも、それ以外にもいろいろ考慮して、まずは英語を話せるようにならなきゃだめだと確信しました。
このとき、私にはかなり致命的なミスがありました。それは、「今は会話するほどの知識がないから、いえで勉強して知識を身につけてから、外に出よう」ということ。話せない自分をさらすのが怖かったんだと思います。
よって私がとった行動が、座学です。もってきた日本の参考書を広げてました。はぁ、。
周りの友達が続々、行動に移していく
また同時期に、私を焦らせる出来事がたびたび起きました。超大手の会社の、ドイツ支店にインターンシップしに行く人。休み期間中をすべてホームステイに費やすことを決めた人。旅行する計画を立てている人にですら、焦りを感じました。
振り返ってみると、本当に軸がぶれぶれでしたね。あの、自分だけが取り残されている感じ、自分だけが行動してないみたいな、、当時の私は、振り返ってみて中途半端に終わっていることに焦りを感じていたので、そういう周りの情報がかなり突き刺さっていました。
行動できない自分が、本当に嫌いになりました。
鬱故のマインドセット
この頃には、もうだれかに出会うことが億劫でしたし、ひたすら家にこもってました。そとは雪だし、風強いし。(冬の新潟の天気の上位互換みたいなものです。)毎日が4時に寝て昼に起きる。場合によっては貫徹することも、私だったらアニメに逃げてました。
せっかく海外にいるのにこのままで良いのか。
このころから、どう自分を好きになったらいいか、将来をどういうモチベーションをもって生きていくか、朝起きれないのを直したい、自分の考えていることを相手に上手く説明できるようにするためには、、などなど。この際、自分を根本から変えたいと思いました。
幸運なことに、人生経験が豊富で、日頃からかなり挑戦してる友人がいたので相談しました。すると「周りと比べちゃいけない、比べるのは過去の自分だけだよ」「やりたいことがないのは、全然変な事じゃない」「目標を数値化した方が良い」「日頃頭の中がごっちゃなら、その都度メモをとった方が良い」・・・・・・
ここではあげきれないほど、彼はいろんな事を教えてくれました。これらの言葉はものすごく自分の中で腑に落ち、そこではじめて自分の将来について考えはじめました。
それから
いまでは、英語を苦痛に感じることなくいつまでもしゃべれるようになりました。「ほんの1ヶ月で」です。(周りからはなんか急に英語が上達したねと度々言われました。)
将来やりたいことも見つかり、周りに振り回されることはあまりなくなりました。今は朝起きるのがとても楽しみです。新しい友人に出会うことも。
日本に帰るまでの残り4ヶ月間、ドイツ語の比重も大きくして、全力で留学生活をしていきたいと思います。
さいごまで読んで頂きありがとうございました。